生涯を全うできる「永続家計」を実現するため、「55歳までに住宅ローンを返しましょう」と提言しています。

それを実現するためにも、住宅を取得するときには最低でも頭金10~20%のほか、諸費用や税金分として5%程度は貯めたいもの。頭金ゼロでも買えますが、やはりその位は貯められる実績がないと、長い人生、怖くないですか?

金利3%で30年間借りると、支払い総額は元金の1.5倍になります。2000万円のローンなら3000万円近く返済するのです。当然ですが、頭金が大きいほど住宅ローンは小さくて済みます。

頭金を大きくする方法を考えてみましょう。




<1>購入・建築の時期をずらして貯める

頭金が十分でない場合は、ちょっと我慢して、住宅を購入・建築する時期をずらして貯めるのも手。

<2>親から生前贈与を受ける

家を買う際、親からの資金援助は贈与税が軽減されます。これを活用して頭金を増やす方法も。1つが、「住宅取得資金贈与の特例」。親や祖父母からの住宅資金の援助は、平成26年の場合、一般住宅で500万円(省エネ住宅は1000万円)まで非課税。暦年贈与と併せて、1年で610万円(1110万円)の贈与ができます。
「相続時精算課税制度」については、贈与する側の財産の規模によっても使うべきかどうか判断がむずかしいし、使うにしても上手な使い方がります。何より、きょうだいに平等にしないとモメる種になったり、あげすぎて老後資金不足になっては元も子もありません。利用を判断する前にライフプランなどもチェックしたいものです。
いずれももらった翌年に確定申告が必要です。

<3>親から借りる

親からもらうのはちょっと・・・という場合は、親から「借りる」のもひとつの方法。その場合、贈与と見られないようきちんと借用書を交わし、さらに返済も振込みなど証拠が残る形で行いましょう。

この方法だと、金融機関から借りたローン返済と同時にもう1本返済が発生するので、家計への影響もよく確認して利用することが大事です。

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

こちらもおすすめ: