こんな格言をご存知でしょうか。「すべての道はローゴに通ず」。ちなみに豊田作です(笑)。

ローマにも行ったことがないのに、いきなりローゴ(老後)と言われても・・・と思うかもしれません。また、結婚して子供が生まれて、毎日が戦場のような暮らしをしている人にとっては、「老後」だなんて言われてもピンときませんよね。でも、だからこそ今、ちらっとでも頭に入れておいてほしいのです。

住宅にかかるお金、子供にかかるお金、そして老後資金。これらは「人生の3大支出」と言われます。背伸びして大きな家を買って住宅ローンの返済に追われたり、あるいは、子供の教育や習い事・スポーツに湯水のようにお金をかけたりしたことの影響は、実は、すべて老後に回ります。

たとえば、60歳の時点で住宅ローンが2000万円残っていて、さらにはまだ子供が大学生で教育資金がかかり奨学金以外に教育ローンを500万円借りて、老後資金の準備もゼロ。そんな状況で定年を迎えることを想像してみてください。1500万円の退職金が出たとしても、1000万円の借金を抱えての定年になり、当然、仕事を続けて返済することになります。

今時は退職金も貴重な老後資金。それを返済に回すようでは、将来、子供に負担を負わせることになるかもしれませんよ! 未来はあくまでも「今」の延長上にしかなく、今のお金との付き合い方が、ローゴ期の結果として現われるのです。年金減少時代でなおかつ老後の生活コストが上がることを想定して、40代になったらローマならぬローゴを意識して住宅ローンの繰上げ返済や未来の自分への「仕送り」(=貯蓄)など準備を始めることが大事です。

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豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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