認知症の祖母を介護していた叔母が病気で入院

Aさん「認知症の祖母を介護していた叔母が病気で入院し、急に祖母の今後の介護を頼むと言われました。母と叔母は2人姉妹で、母はすでに他界しています。私自身は孫になるので、関係がないように思うのですが」

豊田「おばあ様も叔母様も大変な状況のようですね。Aさんにとっても急な話で驚かれたことでしょう。まず、Aさんがおばあ様の介護に関係があるかどうかという点ですが、民法では『直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養をする義務がある』と規定していますので、関係がないとは言えません。もちろん実際に誰が介護を担うのかは親族で話し合って決めることではありますが」

Aさん「そうなんですか…。いずれにしても介護施設に入ることになると思いますが、ではこの費用負担も私の方でしないといけないのでしょうか」

豊田「おばあ様の資産や年金がどれくらいあるのかはご存知ですか?」

Aさん「いいえ、わかりません」




豊田「まずは資産状況を確認なさって、おばあ様の資産・年金で入れる施設を検討されてはいかがでしょう。それで不足する場合は関係者で費用負担について話し合われればよいと思います」

Aさん「たしか叔母が後見人でもあったと思うので、確認してみます」

豊田「条件に合った施設探しをお手伝いする無料のサービスを行っているところもありますので、必要でしたらご紹介させていただきますね」

 

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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