大学進学に向けて奨学金制度をチェックしよう
Aさん「子どもの教育資金として貯めた200万円のうち100万円が高3の塾代で消えてしまいました。先日、無事に大学に合格したのですが、私立で初年度納入金が130万円ほどかかります。手元の100万円では1年目の学費分にも不足してしまい、どうしようか悩んでいます」
豊田「まずは、合格おめでとうございます」
Aさん「ありがとうございます」
豊田「初年度納入金が130万円ということは、入学金と半期分の授業料等の納入であればまかなえますね。問題は1年の後期以降の授業料等ということでしょうか」
Aさん「はい、そうなります」
豊田「ちなみに、日本学生支援機構の奨学金は予約なさっていませんでしょうか。また、大学の奨学金情報などはチェックされましたか」
Aさん「奨学金の予約はしていないと思います。大学の奨学金もまだ調べていません…」
豊田「まずは利用できそうな奨学金の情報を集めることです。日本学生支援機構の第一種や自治体の奨学金など、無利子のものもありますからね。給付型も条件が合えば申し込みたいですね」
Aさん「教育ローンは考えなくていいのでしょうか」
豊田「入学時はまかなえるので、利用する必要はなさそうです。奨学金はお子さんの借入れではありますが、自覚を持って学ぶことにつながります。家計から回せるお金や、お子さんのアルバイトなども見込んで、いくらの奨学金を借りれば回せるのかなど、大学4年間の資金プランなども対応していますので、ご利用下さい」
豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール
FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー