あなたの夢は?

まず、のっけからご質問です。

「あなたの夢は何ですか?」
「5年後、10年後、どうなっているとイメージしますか?」

思いつくまま書きだしてみてください。すぐに浮かばない人は、こうなったらいいなーというイメージを頭に描いてみてください。

さらに、「本気度」は何%くらいかについても書き込んでみてください。自分の気持ちの度合いですので、120%でも200%でもOKです。

夢があると、多少のいやなことは我慢できて、毎日がもっと楽しくなりますよ。

今の家計や貯蓄はどうなっている?

さて、あなた自身の夢を自覚したところで、夢のための自己投資や、かかる費用の貯蓄・投資ができているのかを確かめましょう。

まずは家計の中で、夢を実現するための『夢費』を捻出していますか? 本気度が高い人ほど、夢のために必要な費用をしっかりかけているはずです。

「家計がギリギリで、夢の実現に必要な講座を受講するお金がないんです」
「パティシエになりたいのに、スクールに通うお金も時間もない」

などと言い訳を並べる人は「喝!」です(笑)。
もちろん、幼い子供がいるなどで物理的に活動できない人は、保育園に行き始めてから本格的に活動するなど、タイミングをずらすのも一法。でも、通信教育を受ける、食べ歩きをするなど、できることはあるはずです。

一方、夢をかなえる準備の進捗を図るバロメーターが、『夢資金』の貯蓄ですが、しっかり貯められているでしょうか。

たとえば、10年後にケーキショップやカフェを開くのが夢なら、そのための資金を計画的に準備する必要があります。あるいは、マイホーム購入が夢なら、物件価額の3割程度の自己資金を目指して着々と貯める必要があります。

ありがちなのは、「貯まっている」と思っていても、実はほかのお金だったということ。

そんなことがないよう、夢のための貯蓄が少しでも増えているか、定期的に確認しましょう。

もしもまだできてなかったとしても大丈夫です。今月からスタートすればOK! 全然ムリ……とあきらめたらそこで終わりです。絶対かなうと信じて、1ミリでも1歩でも夢に近付く努力をすることです。たとえ月2000円でも3000円でも『夢積立』を始めてみましょう。

夢の実現が7年、10年先だというのであれば、投資の勉強もしたうえで、一部を投資信託などで運用するのもいいでしょう。「一部」は1~3割の範囲で考え、日経225やTOPIXなどの株価指数に連動するインデックスファンドなどから小口で始めるといいでしょう。

ただし、目減りするリスクはつきまとうので、それが許容できない人は投資ではなく安全な定期預金などにしておいた方が無難です。

「変わる」ためには?

自分で書きだした「5年後、10年後のイメージ」に近づくには、あと何が足りないでしょうか? 経済面の課題と、その他の課題に分けて考えてみましょう。

「経済面」ではまず、かかる『夢資金』の見積もりが必要です。大まかな目安で貯め始めている人も、時々はブレがないか試算し直しましょう。

たとえば、将来自分のお店を持つのが夢なら、保証金や家賃はいくらか、内装工事や備品でどれくらいかかるのか、人を雇うならその費用、宣伝・広告費その他、かかる費用をリストアップして、貯める目標額を設定するのです。『夢資金』を設定すれば、あとはそれに合わせて貯蓄をするだけです。

「その他の課題」についても考えてみましょう。資格を取る、スキルアップを図る、経営の勉強をする、お店を持つなら客足はどいか、競合店はないかなどマーケティングも大事です。

今日のお金の使い方が未来を決める!

自分の夢は、何もしないで、ただ頭の中だけで描いていてはかないません。ビジョンを持って、お金の面も含めた準備に着手して始めて、夢への1歩が始まるのです。それに日付を入れると、計画となります。

5年後、10年後に、夢をかなえた自分になっているか、それともくすぶっているかは、実は今日の過ごし方次第。ほかの家計費を削って、『夢費』や『夢積立』を捻出するなど、今日のお金の使い方によって大きな違いが現れてきます。

 

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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