生活予備費は家計の非常事態に備える貯蓄です。
「非常事態」とは、<1>想定外に収入が減った、<2>突発的な支出があった、など。原因はとしては、収入減と突発的な支出があります。
収入減の原因としては、リストラや勤務先が倒産、転職で収入ダウン、妻が仕事を辞めた、などが挙げられます。
一方、突発的な支出としては、家族が病気や事故で入院や手術をした、親が倒れた、親の遠距離介護が始まった、家電やPCが故障して買い替えた…などが挙げられます。
こうした事態に陥った時には手元の「生活予備費」がものを言います。
生活予備費は、会社員なら生活費の3~6か月程度、派遣や自営業、自由業であれば半年~1年程度を目安に準備を。いつでも換金できる定期預金や普通預金など、「流動性」のあるもので用意するのがポイントです。
豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール
FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー