小学校中学年になると、「学習塾に通い始めるので習い事などを減らす」といったご家庭も出始めます。子どもの発達段階からいうと開花期は中学以降だそうで、それ以前の整理は悩ましいところですが、家計が回らない事態は避けたいもの。
どうにかして習い事もスポーツも塾もと考えがちなママ達に、冷静に意見できるのはパパしかいません。次の3点をヒントに整理しては?
<1>子供の意思確認。どれが好きで続けたいのか、本人の気持ちを聞いてみる。
<2>子供を観察。普段からきちんと練習をしているかなど「本気度」の見極めを。指導者の話も参考にしましょう。
<3>職業に近いものを優先。将来「食べられる」可能性があるものを残す。
子供と親の意見が対立した場合は、親の意見を通さず、よく話し合うこともお忘れなく。と言っても、ない袖は振れないので、今後かかる費用と準備できるかどうかも確認を。
どうしてもやめさせたくないなら、塾に行かない、妻が働くなど世帯収入を上げる方法も。あちこちお金をかけたせいで教育資金を準備できず、将来の選択肢を失う事態だけは避けたいものですね。
豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール
FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー