介護

ケア付き有料老人ホーム・アライブ世田谷代田へ視察に行ってきました

FP畠中雅子さんのコーディネートで、

SECOM系列のケア付き有料老人ホーム

アライブ世田谷代田の視察に伺ってきました。

 

いわゆる富裕層向けの施設で、

閑静な住宅地の中にありながら、

周囲に溶け込んでいる印象でした。

 

お部屋は30室のみとやや小規模な施設です。

緑あふれる環境で、

一角には水のせせらぎもあり

穏やかな時間を過ごせそうだなと思いました。

 

お食事も体験させていただきましたが、

 割烹のようなおいしさでした。

 

食事は原則常食で、

刻み食などはほとんどしないそうです。

 

水分1日1500ml、食事1500kcal目標。

入居者の平均年齢90.6歳(平均要介護度2.93)

というのを考えるとなかなかヘビーですが、

食事も水分も命の源ですからね。

 

水分、食事の目標に、

睡眠、運動、排泄(トイレで行う)、

減薬を加えた6つを柱に

自立支援ケアの習慣化を図っているそうです。

 

退院先から寝たきりで入居して、

5か月後には歩行器を使って歩き、

好物のうなぎをほおばるまでになった方も

いるという話もうかがいました。

 

お部屋はこんな感じです。

逆光でしくじりましたが、実際はとても明るいお部屋です。

ベランダも広くて、プランターで花を育てる方もいるそうです。

 

住宅地で周囲に高い建物もなく、

屋上の見晴らしもよかったです。

屋上も緑がいっぱいでした。

菜園もあり、採れた野菜の一部は料理にも使うそうです。

 

施設では看取りもしています。

病院で亡くなるのは嫌だからと、

入院してもホームに戻って最期を迎える方もいるそうです。

 

とっても理想的な施設ですが、

費用はというと・・・

標準コースで入居一時金3000~4000万円、

毎月は、管理費・食費+上乗せ介護費+介護保険利用料で約40万~50万円。

一時金なしの場合は、月約80万~100万円。

 

庶民には夢のまた夢ですね・・・

 

☆☆こちらの書籍もどうぞ宜しくお願いいたします☆☆

「親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本」

 

「親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本」

今年は単行本のお仕事が続き、

9月10日に2冊目が発売されます。

アニモ出版
「親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本」

です。

9年前に、日本実業出版社さんから

同様のテーマの本を出させていただきましたが、

その頃とはだいぶ環境も変化しました。

昔は、地域包括ケアシステムなどもなかったですからね。

編集担当の男性の方は

10年以上、お1人でお母様の介護をされています。

いわゆる息子介護です。

本当に頭が下がります。

勤務時間を、朝7:00~午後15:00にして、

デイサービスなどを駆使して

お仕事との折り合いをつけていらっしゃるそうです。

そんな編集の方と一緒に作り上げた書籍です。

細く長く役立つ本であってほしいと、

心から願っています。