少し前、「大人の離婚・大人の事情」という企画の取材を受けました。
その記事が、マガジンハウス『ku:nel(クウネル)』7月号に掲載されました。
当初は、「結婚という枷を外して、人生を軽やかに羽ばたく女性たち」を
取り上げる、といったコンセプトだったと記憶しています。
残念ながら、結婚生活からの解放?という「自由」の代償は大きく、
離婚後に経済的に豊かになれる女性はかなり少ないですよ、
と取材前に水を差してしまったかも。
DVをはじめやむにやまれぬ離婚ではなく、
自由になりたい、
結婚生活を卒業したい、
これからひと花咲かせたい。
これを「ポジティブ離婚」と呼ぶのであれば、
それはそれで否定はしません。
自分のことを二の次、三の次にしてきた女性であればあるほど
憧れることでしょう。
しかし、実行するには代償を覚悟すべきです。
アラフォー、アラフィフでの離婚は、
一歩間違うと、離婚ビンボーへまっしぐらです。
「ポジティブ離婚」は、経済的な自立とセットでないと、
離婚を後悔する事態もあり得ることを
頭に置かないといけないと思います。