こんにちは。「高齢期の住まい探し」をメインに活動しているファイナンシャル・プランナーの岡本典子です。

セミナーでも時折お話ししている「在宅医療」。これを保障する特約がついた終身医療保険が、SBI生命さんから発売されたということで、お話をうかがってきました。SBI生命保険 「も」 

「終末期は自宅療養希望者が6割」が背景

終身医療保険【も。】と、何ともユニークなネーミングは、「入院・手術に先進医療も、退院後の通院も そして在宅医療保障する終身医療保険」というところから名づけられたそうです。

入院、手術、先進医療、退院後の通院に有効な保険は数あれど、まだあまり知られていない「在宅医療」を保障するとはビックリポンです。(在宅医療給付金は、最大6万円/月、70歳以上は3万円/月)

厚生労働省の『終末期医療に関する調査(2008年)』の≪人生の最期をどこで暮らしたいか≫という項目で、「終末期は自宅療養を希望という人が6割以上」だそう。なるほど、終身医療保険加入を検討するとき、これから増えていくであろう在宅医療に…というのは、結構ニーズがあるのかもしれません。

在宅医療とは

在宅医療とは、通院が困難な患者の自宅等に医師・看護師等が訪問して診療を行うことをいい、計画的に訪問する「訪問診療」と、緊急的に訪問する「往診」があります。在宅療養支援病院は、24時間体制で、患者の在宅医療をサポートするための条件を満たした施設が認定されています。

私が所属する「高齢者福祉を考える会」では、東京都某市で、市内すべての在宅療養支援診療所や病院をリストアップし、実際に訪問診療と往診の両方を行っているか電話による聞き取り調査を3年ほど前に行いました。在宅療養支援診療所の看板を掲げてはいるが訪問診療のみで往診はやっていない、かかりつけ医として長年診てきている人だけを対象として行っている、看板は掲げているが実際はやっていない、という診療所や病院もかなりありました。また、訪問診療を受けられるのは、そこから半径何キロメートル以内とか、車で何分以内という制約もあり、居住地によっては在宅医療を受けたくても在宅療養支援診療所や病院がないエリアがあります。

国はこれから在宅療養支援診療所を増やしていく方針ですが、順調に増えていくか、動向を見守っていく必要がありそうです。




在宅医療の今後

少子高齢化進展の中、毎年死亡者数は増加。しかし、病院のベッド数は増えないこともあり、平均入院日数は短期化。在宅医療患者数は11万人超と、6年間で約1.7倍に増加。若・中年の在宅医療患者も16,700人と、6年間で1.8倍に増えているそうです。

内容を見ると、高血圧、脳卒中、認知症、骨折・筋骨骨格系疾患(変形性関節症、骨粗鬆症等)、糖尿病、がん、呼吸器系疾患、神経系疾患(パーキンソン病等)などの治療において在宅医療が増えています。

入院すれば治る病気ではなく、長期の療養が必要な慢性疾患の場合は、医療の進歩もあり、自宅等ですごす確率が高まることから、将来の備えのために特約を付けておくという考え方あっていいのかなぁ~と思いました。

販売するSBI保険に期待したいのはフォローサービスです。どこに在宅医療診療所があるか、医師は何人いるか、どんな医師か、などの情報提供や、自宅で療養する不安に答えてくれるような相談・支援サービスを充実させてほしいと思います。

終身医療保険「も。」商品概要ページ

「在宅医療」講演会ニュースリリース

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ファイナンシャル・プランナー
岡本典子

 

 

 

 

 

 

 

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