「お金」は交換の手段であり、価値貯蔵の手段でもあります。より多くのお金を手にした人ほど、より多くのものを手に入れる可能性を持っていることになります。つまり、「お金持ち」は、資本主義社会においてはより多くの「自由」を手にしているといえるのです。

確かに、有り余るお金があるのであれば、10年後20年後の心配も、老後の心配もなくなります。ほしいものだって我慢しなくてよくなります。それが人生の目的であるかどうかは別として、たいがいの人はお金がないよりはあった方がいいと思うのではないでしょうか。

では、どうしたら人よりたくさんのお金を手にすることができるでしょうか? それには主に5つの方法があります。あなたはいくつ挙げられますか?

「お金持ち」になる5つの方法とは?

まず1つは、もっと稼げる自分になる。一生会社員だった場合、生涯賃金は2億数千万円は稼げるのです。もっと稼げる会社員になるか、資格を取ってもっと稼げる自由業になるか、自分で会社を興して一桁上の高収入を目指すか--。いずれにしても、もっと稼げる自分になって収入を増やすことは、お金持ちへの1つの方法です。

「そんなのはムリ!」という人には、2つめの方法「支出を削減する」というのはどうでしょう? 入るお金が同じでも、出て行くお金が違えば、手元に残るお金も違ってきます。仮に、節約で支出を年間100万円浮かせたなら、年間100万円余計に働くのと変わらない効果がでます。企業で言うなら経費削減で利益を増やすようなもの。日本人の小金持ちにはこのタイプが多いように思います。

3つ目は、自分自身ではなく、自分が持っているお金や資産に働いてもらうこと。つまり資産運用ですね。これは一定のタネ銭がないとできません。また、運用するノウハウや情熱、時間、それと勘や「ツキ」といったものも大事です。運用の方法は、株式投資や投資信託、為替投資、先物、不動産投資をはじめいろいろあります。自分に合っている投資法を研究するところから始めてください。

4つめの方法は、親などからの相続や贈与です。預貯金や不動産、あるいは会社といった引き継ぐべき資産を持った親の元に生まれているかどうかは、ある意味、生まれつきの才能といえるかもしれません。しかし、なかには、親から引き継いだ「先祖伝来の田畑」を次の代に引き継ぐので精一杯という人。働いて貯めたお金が相続税に化ける、つまり相続税ビンボーに陥っている人も現実にいます。

最後の1つは、資産のある配偶者や稼ぎの大きい配偶者との結婚です。いわゆる玉の輿ですね。これもリッパなお金持ちへの方法です。また、配偶者でなくても子どもがタレントやスポーツ選手などで成功することもあるかもしれません。

大事なことは、「何のために」お金持ちになりたいのか?

「お金持ちへの5つの道」を整理しましたが、あなたはどの方法でお金持ちになろうと考えますか? 1つだけでなく、2つ3つと複合的に行えば、より「お金持ち」への近道になると思います。

でも、大事なことを忘れないでください。それは、何のためにお金持ちを目指すかです。中には、ただ漠然と「お金持ちになりたい」という人もいるかもしれませんが、「お金」はあくまでも手段です。お金持ちを目指すのであれば、たくさんのお金を手にしていったい何をしたいのか、ということまで考えてみるといいでしょう。

その先にある、「お金持ちになってやりたいこと」が見えれば、どれくらいのお金持ちを目指すのか、それには上のどの方法なら可能か・・・などが見えてきます。そこまで自己分析ができれば、お金持ちへの1歩を踏み出したとも言えるかもしれませんね。

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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