これまで家計を拝見してきて、家計管理は分類するなら3つのタイプに分けられると思います。あなたはどのタイプに該当しますか?

1つめが、支出管理も貯蓄管理もしっかりできていて、長期的にも問題がない「ストイックタイプ」。家計簿などを付けている方が多く、すでに自身のスタイルが確立。何も問題はなく今まで通りでいいでしょう。

2つめが、支出管理は意識していないものの、結果として貯蓄管理ができている、あるいはフローが多いため長期的にも問題がない「結果オーライタイプ」。家計簿などはつけていないものの、貯蓄は計画通りできているので問題は少ないでしょう。

3つめが、支出管理も貯蓄管理も意識しておらず、長期的な準備を何もしていない「なりゆきタイプ」。問題があることに気づいていないこともあるようです。

家計管理は、家計簿をつけないといけないかというとそんなことはありません。ダイエットにもいろいろな方法があり、人によって合う合わないがあるように、家計管理も性格などによって合う方法が異なって当然です。「管理」さえしっかりできていれば、家計簿をつけなくても問題はないのです。家計簿をつけるにこしたことはないですが、合わない人には負担なだけです。それぞれ自分に合う方法で家計管理を行いましょう。




家計管理で大事なことは、中長期で必要になるお金をしっかり準備しながら、日々の生活を送ることです。目標を実現するために、今日のお金の使い方をコントロールするのです。

家計管理のうち支出管理を行ういくつかの方法についてまとめました。大幅な家計改善が必要な方は、いずれかの方法で支出管理を行うようにしましょう。

支出管理法あれこれ

家計簿をつける
家計簿は、苦にならないのであれば、つけるにこしたことはありません。「レコーディングダイエット」のように、記録をつけることが節約意識を高める効果があるからです。家計簿は自分に合ったものを選ぶことが大事です。エクセルでつけるのか、市販の家計簿を使うのか、大学ノートに線を引いて使うかなど、さまざまです。日記などと一緒になっている形式の家計簿もあります。普通の家計簿はつけられないものの、日記形式だとつけられる、という人もいます。自分にはどれが合うのか、よく考えてみましょう。
レシート貼るだけ管理
日々の家計簿をつけずに支出の記録をする家計管理法の1つです。費目ごとに分けて、レシートをペタペタと貼り付けておくだけなので、簡単です。貼り付けるだけなので、新品のノートである必要はなく、たとえば読み終わった雑誌などを活用するのもいいでしょう。費目によっては、1ページに2費目分づつ貼ることもできます。レシートのもらい忘れは注意しましょう。電車代やバス代などそもそもレシートがないものは、代わりにメモを書いて貼り付けましょう。締め日を設定しておき、その段階で費目ごとの合計を出し、それを1か月の支出として記録します。
手帳に支出メモ
日ごろ忙しくてなかなか家計簿をつけられないという方は、たとえば電車の中などちょっとした時間で、使ったお金のメモをつける方法はどうでしょう。携帯電話のメモ機能を使ってもいいでしょう。このメモは、やはり締め日ごとに集計します。つけたりつけなかったりでは意味がありませんので、つける場合は徹底してつけるようにしましょう。すべての費目をつけるのではなく、食費、レジャー費、交際費、交通費など特定の費目に絞り込んでもいいでしょう。
費目別の袋分け方式
まず、食費や日用雑貨、レジャー費、被服費、理容・美容費、子供費、雑費など「おサイフ」から現金で出て行く支出を洗い出します。毎月決まった日に、それらの予算分を現金で引き出し、費目ごとに袋に入れて管理します。袋には費目名を書きます。袋は銀行などでもらえる袋や、DMの再利用でもいいでしょう。費目ごとにいくら使ったかや、残高メモも封筒につけ、今月あといくら残っているのかをわかるようにします。
1週間予算管理
食費、日用雑貨、レジャー費などを集中的に管理したい場合の方法です。たとえば食費の場合、お米やビールのまとめ買いなどの不定期な予算は先に引き、残りを「5週」で割ります。食費が7万5000円で、お米・ビールが1万5000円であれば、残りを5週で割れば週の予算が12000円となります。4週間で割ると、数日分が足りなくなることがあるため、最初から5週で割ります。5週間で割ることによって最後の週にはゆとりが含まれるので、5週目にはちょっと贅沢もできる、ということになります。日用雑貨と食費を分けるのが面倒という場合には、両方を合わせて管理するのも手ですね。

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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