Q 死亡保険の税金はよく記事で見かけますが、入院給付金の税金についてはあまり見かけません。課税関係はどのようになっているのでしょうか? 手続きはどうしたらいいのでしょう?

A 受け取った入院給付金については非課税ですので、税金はかかりません。

入院給付金は非課税

病気やケガで入院をしたときに保険会社から受取る入院給付金については、実は一切課税されません。疾病や傷害に基因して支払を受けるものや、それに類するものは非課税とされているのです。

そのため、受け取った入院給付金に関して、税金の手続きなどは不要です。

ちなみに、入院給付金以外にも、下記のような給付金・保険金が非課税となっています。

<非課税の給付金・保険金>
・入院給付金
・手術給付金
・通院給付金
・介護給付金(一時金・年金)
・障害給付金
・高度障害保険金

なお、このほかにも、死亡保険金にリビングニーズ特約がついていて、余命半年と医師から宣告されたときに受け取れる保険金についても、一部は非課税です。
亡くなる前に使用した分が非課税で、亡くなった時点で使用していない分は死亡保険金として課税対象になります。




医療費控除を受ける際には差し引く

入院給付金自体は非課税ですが、医療費控除を受ける際には差し引いて計算することが必要です。

1年間の医療費が高額となって10万円(または合計所得金額の5%の低い方)を超えると、医療費控除として、超えた金額(200万円まで)を確定申告して所得税の還付を受けたり、翌年の住民税を下げることができます。

この医療費控除の計算の際には、病院に支払った医療費から入院給付金・手術給付金を差し引いて算出します。
ただし、たとえば出産で帝王切開をした場合なら、出産時の医療費からのみ引きます。仮に、医療費<入院・手術給付金となって、差し引いて引ききれずに残った分があっても、他の医療費から引く必要はありません。

 

豊田眞弓(とよだ まゆみ)プロフィール

FPラウンジ ばっくすてーじ代表
ファイナンシャル・プランナー、住宅金融普及協会住宅ローンアドバイザー、家計力アップトレーナー

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